Tinnitus耳鳴りについて

耳鳴りとはTinnitus

耳鳴りとは体の外に音源がないのに感じる異常な音感覚です。さまざまな原因があり聞こえの悪さも大きな原因の1つです。症状が長引くことで不安や焦り、緊張を感じ自律神経症状(だるさ、頭痛、肩こり、動機、ほてり等)を引き起こす原因にもなります。

当院の耳鳴り治療のアプローチ

原因

治療方針

耳鳴はなぜ起こるのか

耳の穴(外耳道)から鼓膜→中耳→内耳→聴神経→大脳聴覚中枢へ音が伝わり、このどこかで異常があると耳鳴は起きるため原因は様々です。耳鼻科が関係する耳鳴を紹介します。
体内に耳鳴の音源があるもの(他覚的耳鳴)とないもの(自覚的耳鳴)があります。

音源があるもの

耳あるいはその周囲の筋肉の収縮で起こる。カチカチという硬い機械的な音など(筋性耳鳴)。
耳周囲の血流により生じる(血管性耳鳴)。
拍動性耳鳴はこれに含まれる。

音源がないもの

体内に音源はなく、患者さんだけが感じる耳鳴。一般的に多いのは内耳より中枢の感覚器障害、神経障害による耳鳴です。ただし耳鳴の発生部位の特定は困難であるため、難聴の原因が内耳の場合は末梢性耳鳴、中枢の場合は中枢性耳鳴と呼びます。

原因
内耳や蝸牛神経障害により大脳に対する信号が途絶えると、それまで機能していた内耳の働きを抑えようとする働きが低下し、内耳の過剰興奮が生じることが耳鳴の原因と考えられています。*1
参考文献 *1 耳鳴診療ガイドライン2019